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中小企業4つの社会的責任とは<3、雇用貢献、社員満足度を高める>

 2007.2.27の中小企業基盤整備機構北海道支部・函館オフイス開設記念セミナー特別講演「地域資源を生かした地域産業の活性化への取り組み」・講師・静岡文化芸術大学教授・坂本光司氏の講演の中の「中小企業4つの社会的責任」から、今回3回目。

雇用貢献,社員満足度を高める
 中小企業を公器と評価し、そこに血税を投下し、様々な支援施策が行われているのは、中小企業が雇用の場を提供してくれていると評価しているからである。
 その責任と期待は、家族以外の従業員を雇用したならば、一段と高まるといってもよい。もっとはっきり言えば、企業はそに瞬間から、家族のものではなく、社員のものと考えるべきである。
 しかしながら、このことの理解認識が、著しく不足する中小企業経営者が残念ながら多い。例えば、土曜日や日曜日に経営者の家族で食事をしたレストランの領収書を会社に出したり、他にも優秀な人材がいるにもかかわらず、身内を優先する人事がそうである。
 加えて言えば、業績が悪化すると、イの一番にリストラのターゲットとし、自分たちの保身を図るといった身内重視の経営もそうである。こうした公私混同経営、私物化経営を顧客はもとより、社員が評価するはずがない。
 浜松市の「クリエテイブシステム」という社名の、従業員数わずか、15名の中小企業がある。倒産会社に勤めていた社員数名が、「社員にとっての満足度の高い会社創りをしょう」と今から5年前に創業した会社である。その業績はというと、創業以来5年連続増収増益であり、そのわけが面白い。
 つまり、商品を変えたわけでも、市場や取引先を変えたわけでもないという。変えたのは唯一、「自分達が一社員のころ、トップにしてほしかったことをやり、してほしくなかったことをやらなくしただけ」という。ちなみにその内容は、
1、徹底した情報公開
2、社員と家族を重視した経営
3、徹底した公私区分経営
である。
 社員の幸せを念じた経営に転換しただけで、社員の生産性は飛躍的に高まったのである。
 また、川崎市の、ダストレスチョークメーカー「日本理科化学工業」の経営姿勢も見事である。当社は従業員数75名ながら、その70%、約55人が知的障害者である。法定雇用率1.8%に対し、わが国企業の実態は、1.49%、そればかりか、未達成企業も依然50%以上のなか、当社の弱者に対する雇用貢献は賞賛すべきである。
 当社の障害者雇用のきっかけは昭和34年、本社近くの養護学校の先生が、来春卒業する2人の少女の就職を依頼にきたという。当社は経営に余裕もなく、不安が先立ち、市の申し出を丁重に辞退したという。しかしながら、その先生は、断られても、断られても、その後4回も当社を訪れ、2人の少女の就職を懇願したのだという。
 大山社長は、その先生の熱意と気迫にほだされ、就職体験ならと、1週間の約束でその少女達を引き受けたという。就職体験が終了する前日、全社員が社長を取り囲み、「一生懸命頑張っている少女達、不足する点は私たち全員で面倒をみますからどうか来春の卒業にあわせ正規社員として2人の少女を採用してあげてください」と、社員全員が深々と頭を下げ大山社長に懇願をしたのだという。
 以来、なんと47年間、定期的に障害者を採用し続けているという。

| よもやま話 | 17:35 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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